1965-05-27 第48回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第21号
○三宅参考人 上空におきましては、主としてこれは成層圏の中にたまっておるわけですけれども、成層圏の中でももちろん空気の働きがあって、次第次第に地球全体に広がっていく傾向があるわけです。ですから、そのような成層圏の中における混合あるいは拡散によってかなりの薄まりはありますけれども、しかし、そういうものは全体としては地球の上に最終的には降ってくるわけであります。上層から地球の外側に失われるというのは多少
○三宅参考人 上空におきましては、主としてこれは成層圏の中にたまっておるわけですけれども、成層圏の中でももちろん空気の働きがあって、次第次第に地球全体に広がっていく傾向があるわけです。ですから、そのような成層圏の中における混合あるいは拡散によってかなりの薄まりはありますけれども、しかし、そういうものは全体としては地球の上に最終的には降ってくるわけであります。上層から地球の外側に失われるというのは多少
○三宅参考人 お答えいたします。 たとえば先ほどの牛乳の中のストロンチウム九〇のようなものは、ふえる原因が二つございます。その一つは、上から降ってくるというようなもの。そのときに上から雨その他で洗い流されて降ってくるものでございますね、それによってふえる。一つは、地上にすでに蓄積しておるものによってふえる。つまり蓄積量が多ければ多いほど牧草の中によけいに入ってまいります。それからまた、上から降ってくるものが
○三宅参考人 三宅でございます。 きょうは当委員会において放射能による汚染の問題について話をする機会を与えられましたことを、たいへん光栄に存じております。 いわゆる環境の放射能汚染と申しますのは、現在のところでは主として核兵器の爆発の結果生じたものであります。もちろん一部には原子炉施設からの汚染もございますけれども、それはごく局地的なものでありまして、いわゆる地球的な規模で放射能汚染が起きておるのは
○参考人(三宅泰雄君) 計器のことは私の担当ではありません。日本における最高のそういう専門家と相談したのであります。 それから分布地図のできる見通しでございますが、これは一月くらいかかれば或る程度のものはできると思います。
○参考人(三宅泰雄君) 現在の化学者は全部物理学的な専門知識を持つておりますから、特に物理学者、化学者とこだわらなくてもその辺御心配はないと思います。
○参考人(三宅泰雄君) 私は今度の顧問団の一人といたしまして、大気と海水の汚染の問題を主として担当したのでありますが、第五福龍丸事件以後多くの船が放射能の汚染を受けて損害を受けたわけでありますが、その汚染の仕方は、大体空から放射性の塵が降つてそれによつて非常に強度の放射能の汚染を受けておるとまあ判断されたのであります。従いまして我々の調査のやり方といたしましても、主として大気の汚染関係に重点を置きまして